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広報室取材レポート(第3号)国際養鶏養豚総合展2018

2018年06月11日

広報室取材レポート

▲▽【 平成30年6月11日 第3号 】▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽

国際養鶏養豚総合展2018が

5/30(水)~6/1(金)まで

名古屋で開催されました

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                             (協)日本飼料工業会

 取材:広報室(武馬、奥村)

 

 

ポートメッセ名古屋(愛知県名古屋市)において5月30日(水)~6月1日(金)まで開催された「国際養鶏養豚総合展2018」を訪れた。8回目を迎える今回の総合展は、200社を超える企業・団体から、最新の養鶏養豚機械やシステム、それらに関連する最新資材や技術情報の出展があり、また、会場内の会議室では、養鶏・養豚特別講演会や多彩なプレゼンテーションプログラムが用意されていた。

 

関心が高まりつつあるGAP認証制度に関する特別講演会、多数の来場者で熱気溢れる展示場のなか訪問した本組合飼料メーカーの出展ブース等を中心にレポートします。

 

 【 総合展パンフレット 】

     クリックしてご覧下さい ⇒ 分割①

                 分割②

                 分割③

 

【 総合展概要 】

催履歴  1992年に名古屋で第1回開催(事務局:日本養鶏協会)

       2009年の第5回から事務局を中央畜産会に移し、以後3年毎に

       名古屋で開催

主催    国際養鶏養豚総合展運営協議会

       (公社)中央畜産会、(一社)日本養鶏協会、(一社)日本養豚協会、

       (一社)日本食鳥協会、(公社)中央畜産会施設・機械部会会員

後援    農林水産省、愛知県、名古屋市

協賛    (協)日本飼料工業会ほか9団体

特別講演会 ・2018鶏卵を取り巻く情勢について

       ・不良長寿の勧め

      ・養豚を取り巻く情勢 養豚チェックオフの制度化

      ・鶏肉のカンピロバクター汚染コントロー

      ・養豚における抗菌剤の適正使用及び低減に向けた取組み

      ・おいしいワケ~持続可能な生産と消費

      ・JGAP:日本発の家畜・畜産における認証基準

      ・最近のたまご研究あれこれ

プレゼンテーションプログラム

      ・最新資材・技術の48のプレゼンテーションが用意された

出展者数  208社(施設・機械が182社、フードコーナーが26社)

 

【 会場入り口の看板 】

 

 

1 取材当日の特別講演会について

畜産業界においてGAPへの取組みの関心が高まっており、日本版畜産GAPの概要を説明する特別講演会(講師:一般財団法人日本GAP協会 理事 澤田一彦氏)を聴講した。

 

 

 【 JGAP家畜・畜産物説明パンフレット 】

   クリックしてご覧下さい ⇒ 分割①

                分割②

 

【 GAPとは? 】

  GAP(Good Aguricultural Practice)とは、「農業生産工程管理」のことで、農業生産

 を行う上で必要な関係法令等の内容に即して定められた点検項目に沿って農業生産者

 が行う持続的な改善活動のことです。

 

 【 本組合もGAPに取組んでいます 】

2020年の東京オリンピック・パラリンピックの畜産物の調達基準にGAPの取組みが要件とされ、また国内流通においても一部の大手流通チェーンがGAPの取組みを求めるなど、その拡大が加速する可能性がある状況下、GAPへの取組を推進しているところです。

 

本組合飼料メーカー等の関係者を対象に、平成29年には農林水産省及び中央畜産会の担当官を講師にGAPの説明会を開催したほか、平成30年には日本GAP協会に依頼してJGAP指導員養成研修を実施した。

 

  【 聴講した講演会の様子 】

 

2 総合展に本組合も協賛しており、配合飼料メーカーや飼料業界からも多数の参加者が

あった。訪問した本組合飼料メーカーの出展ブースの概要は以下のとおり。

 

(1)中部飼料株式会社

■「畜産家のトータルサポート」をテーマに、グループ会社の取組と中部飼料の

技術を生かした製品の紹介

    ■グループ会社の中部エコテック株式会社は縦型密閉式発行乾燥機等の紹介

 

 

 

        【 左:後藤課長(昭和産業)右:全屋執行役員(中部飼料)】

         鶏卵の市況と今後の展望を伺いました(広報室:奥村)

 

(2)日清丸紅飼料株式会社

■グループ会社のピクアジェネティクス株式会社の新種豚PIQUA(ピクア)

の紹介

   ■プレゼンテーションプログラムでPIQUA(ピクア)の最新情報を説明

 

 

 

   【 右から:布田さん(日清丸紅)、若澤社長(ピクア)、森取締役(ピクア)】

        豚肉の消費・生産・輸入動向を伺いました(広報室:奥村)


(3)伊藤忠飼料株式会社

    ■グループ会社の株式会社シムコが扱うSPF種豚、松坂コッブファーム株式会社

     が扱うブロイラー用のコッブ種鶏の紹介

    ■プレゼンテーションプログラムでシムコがデンマークの多産系種豚のダンブレッド  

     について説明

 

 


(4)フィード・ワン株式会社

   ■フィード・ワンが扱う商品ならびに事業内容の紹介

   ■グループ会社の株式会社横浜ミートセンター(食肉製造販売)、ゴールドエッグ

株式会社(鶏卵・加工食品の製造販売)及び東日本マジックパール株式会社/

西日本マジックパール株式会社(味付けゆで卵等の製造販売)の紹介

 

 

 

 

3 総合展には配合飼料メーカーのお取引先の畜産生産者で自社ブランド「地鶏丹波黒どり」の一貫生産を行っている株式会社ヤマモト(京都府亀岡市)の出展があった。同社のブースで山本光夫社長に伺いました。

 

 同社は、前記ブランド鶏の生産販売のほか、種鶏の輸入から孵化、養鶏機器販売から食品販売まで鶏に関する全てをプロデュースしている。山本社長から、養鶏と設備機器までトータルで取り扱う養鶏事業モデルは全国でもごくわずかで独自の道であるが、今後もお客様に喜んでいただける新たな高付加価値のものづくりにチャレンンジしていくとの抱負を伺いました。

 

なお、同社のブースでは進化した給水システムと新型空調設備を紹介し、また、プレゼンテーションプログラムで海外の進化した中央制御給水システムほかを紹介したとのこと。

 

 

           【 右:山本光夫社長(株式会社ヤマモト)】

       独自に展開する鶏ビジネスについて伺いました(広報室:奥村)


4 会場の各出展ブースを回って感じたことは以下のとおり。

(1)養鶏関係の施設・機械の展示にアニマルウェルフェアに対応したケージや集卵から出荷まで一貫した効率化・省力化システム(設備)が目についた。

 

(2)養豚関係では、労働作業を軽減する自動化システムとして注目されている畜舎洗浄ロボットや脱臭装置などの臭気対策の機器が出展されていた。

 

(3)前記の飼料会社のブースの出展でも紹介されていたほか、複数企業から飼料効率のよい品種や多産系品種など、種鶏・種豚の出展も目立った。

 

(4)機能性飼料、生菌剤や機能性添加物の出展も目立った。会場で購入した見どころガイドブックによると、この7月から使用禁止されるコリスチンに代わる商品が多いとのこと。

 

 【 アニマルウェルフェアへの対応ケージ 】

 

 

 

                【 畜舎洗浄ロボット 】

 


5 フードコーナーへの出展

  ■フードコーナーへは26社から出展

 


 

6 取材を終えて

 ここのところ、数年来比較的堅調に推移してきた国内畜産物相場が軟化し、また、飼料原

料情勢や円安傾向から配合飼料価格の上昇が懸念されている。総合展は効率化・省力化の機

械やシステム、労働力軽減の機械やロボットの出展、飼料効率向上の種鶏・種豚の出展を始

め、畜産生産者の経営改善に資する出展が多かった。

 

 また、世界の潮流となってきたアニマルウェルフェアへの対応ケージ(エンリッチドケー

ジ、エンリッチャブルケージ)や我が国の規制に対応する機能性添加物等の出展、特別講演

会やプレゼンテーションなど、畜産生産者をサポートする盛沢山のメニューが用意されてい

た。

 

 この総合展は回を追う毎に出展者数も来場者数も増加していると伺ったが、多数の来場者

で熱気溢れる展示場や特別講演会で配合飼料メーカーの方や配合飼料基金協会の方をお見受

けした。開催時の飼料畜産業界を取り巻く国内外の情勢を反映して、業界の最新資材及び技

術情報に接することができる総合展であった。3年毎の開催とのことであるが、次回開催も

期待したい。 

 

【 文責:広報室 武馬 】

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